会社概要

弊社は、明治30年頃に前橋より上京した初代田嶋吉之助（慶應3年・1867～昭和22年・1947）が東京下谷区東黒門町（現在の台東区上野三丁目）に店舗を構えた創業いたしました。その後、明治40年頃に現在地に移転しております。

その当時は主に谷文晁や渡辺崋山、椿椿山、田崎草雲などのいわゆる関東南画を中心に業者間取引を中心に行っておりました。

二代目田嶋松次（明治42年・1909～平成8年・1996）は児玉希望や川合玉堂などと親交を深め、明治期以降の日本画を扱いの中心に据え、その他古画や文人の書などを含め書画全般を扱うようになり、戦後は百貨店などを会場とした展覧会の企画開催にも多数関わるようになりました。

三代目田嶋敬助（昭和6年・1931～平成22年・2010）の時代には酒井三良や奥村土牛、横山操、加山又造、杉山寧、平山郁夫など近代日本画の巨匠作家のグループ展や個展などにも多く携わりました。また、昭和30年頃からは積極的に日本の洋画作品も扱うようになり、以降は日本画、洋画共に各種美術館への納入などの実績も築いております。

平行して敬助の弟で現在四代目の田嶋孝造（昭和7年・1932～）は昭和44年に諸道具交換会「士友会」の立ち上げ会長に就任。それに伴い、絵画、書画のみならず、近代陶芸やその他工芸作品も数々扱うようになりました。また、「士友会」は現在は東京美術倶楽部にて毎月1日に行われる大規模な交換会に成長いたしました。

平成4年には近代陶芸の専門店である青山店を支店としてオープンしております。

現在も親族を中心に経営し、各年代の新しい知識を融合させ近代日本画、洋画を中心に古書画から現代アート。平面絵画、立体作品と幅広い取扱を可能にする体制を築いております。